7.11.2017

Lyon


最近ホームズについて熱く語っているが、しばらくこの熱は収まりそうにない。

僕は、素晴らしい現実逃避先として、ホームズの世界、すなわち、19世紀末のロンドン・ベーカー街221Bに入り浸っている。

英語の勉強、という側面もある。僕はアラフォーだけれど、まだ英語を勉強している。しかし、英語というのは、日本人にとって、とてつもなく深い沼だと思う。

一応、ヨーロッパ人すなわちノンネイティブと話す分には、問題ない。しかし、英米人、特に彼らがグループで話しあっているとき、それについていくのは至難のわざだ。

目標は、ネイティブの輪の中に入っても問題ない、というレベルだけれど、そこまでたどり着くには、あと少なく見積もっても、20年はかかりそうだ。そうすると、僕は60歳近くになってしまうわけだが。

7.05.2017


以前にも書いたけれど、シャーロック・ホームズが好きである。

最初はただ、iBooksで(著作権の切れた)英文学を探していた。十分な量があって、かつ定評のある英文学を。

そうして「ホームズ」に出会って、読み始めて、止まらなくなった。断言できるが、ホームズは、間違いなく、世界最高の文学の一つだ。手放しで推薦できる。

英語を勉強することが嫌いな人は沢山いるだろう。しかし、勿体なさすぎる。英語を勉強して得られる最大の快楽の一つは、「Holmes」を読めることだ。

そしてそれは、タダで手に入る。信じられないかもしれないが、タダなのだ。あなたが、iPhoneかiPadをもっていれさえすればいい。

「Holmes」は、世界遺産だと思う。

私見だが、日本の英語教育の根本的な欠陥は「英語の快楽」を教えていないことだ。

日本の英語教育は、「苦労して英語を勉強すれば、これだけいい職業につけるよ!」とか「これだけいい大学に入れるよ!」という。要すれば「カネ」の話ばかりしている。

そうではない。英語自体、外国語自体、快楽なのだ。第一級の英文学を読むこと、それが至高の快楽なのだ。なぜそれを、誰も教えないのだろう?僕は英語教師にすら、こういうことを教わったことがない。

7.01.2017

Le Tour kommt in die Stadt


僕はドイツのデュッセルドルフという街に住んでいるのだが、そのデュッセルドルフに、なんと、あの「ツール・ド・フランス」がやってきた。

やってきたのだが、今日は初日で、なにやら「タイム・トライアル」とかいうものをやっていて、テレビで見るツール・ド・フランスとは、すこし趣が違っていた。

しかし、何か勿体ない気がしないでもない。正直にいえば、僕はツール・ド・フランスにあまり興味がない。僕ではなく、誰かもっと自転車に興味のある人が、僕の代わりにここにいればいいのに、と思った。

6.24.2017


写真の転送もなかなか面倒くさいので、妻が昔使っていた、東芝の「Flash air」なり「Eye-Fi」を使ってみようと思った。SDカードにWiFi機能が付いていて、無線で写真が転送できるものである。

そこで、いろいろ試みたのだが、インストールがどうの、設定がどうの、で難しくて途中で諦めてしまった。それで、もう「デジカメ」という存在(特にコンデジ)自体、時代遅れなんだな、と思った。

妻は、もはやiPhoneでしか写真を撮っていない。数年前、オリンパスのミラーレスを買ったが、まったく使っていない。妻曰く、iPhoneで十分に綺麗な写真が撮れるし、持ち出すのが面倒くさいそうだ。

僕は、結構カメラが好きな人なので、カメラをわざわざ持ち出すが、もう普通の人は、デジカメなんて使わないんじゃないか。コンデジは、あと5年以内に市場がなくなる、と予想する。

6.21.2017

Burg Eltz


語学が好きである。といっても、たくさんの言語を勉強しているわけではなく、英語とドイツ語だけだけど。

語学に関して、あからさまな嘘がメディアにはあふれているな、と思う。たとえば「聞き流すだけでぺらぺらになれる」とか。成人してから、英語のCDを「聞き流すだけ」でぺらぺらになることなど、絶対にない。絶・対・に。

ディクテーションをして、ちゃんと文法を勉強して、ちゃんと単語を調べて、ちゃんと発音練習をして、というシステマチックな勉強を、延々と数千時間はしないと、喋れるようにはならない。ひょっとすると、一万時間は必要かもしれない。

僕は仕事でヨーロッパ人と話すが、彼らヨーロッパ人ですら、英語には苦戦しているのがわかる(僕ももちろん、苦戦している)。以前、あるフィンランド人と英語について話したことがある。彼いわく、フィンランド人でも英語に苦手意識を持っている人がいて、特に「電話の英語」が怖いそうだ。

同じアルファベットを使っているヨーロッパ人にとってすら、英語は難しい。それくらい、外国語というものは難しいのだ。